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CentOS8が2021年末で終了してしまう【代替案】Oracle Linux8インストール手順

※[PR]当ブログの記事の中にはプロモーションが含まれています。

・「CentOS8が2021年末で終了する」という発表が出ました。

このニュースを見て、驚きました。

CentOS8は2021年末でアップデートが終了してしまうとのことです。

本記事の内容

  1. CentOS8が2021年末で終了し、今後はCentOS Streamに転換するらしい
  2. CentOS8が終了した後の対応の選択肢
  3. Oracle Linux8のインストール手順まとめ

CentOS8が2021年末で終了し、今後はCentOS Streamに転換するらしい

CentOS8終了に関するニュース記事

マイナビニュース

news.mynavi.jp

CentOSプロジェクトは12月8日(米国時間)、
公式ブログのエントリ「CentOS Project shifts focus to CentOS Stream」において重大な開発方針の変更を発表した。
これによると、現行のCentOS Linux 8は2021年末をもって開発を終了し、
今後はアップストリームである「CentOS Stream」の開発に注力していくという。
CentOS 8の提供は2021年で終了、今後はCentOS Stream開発に注力(マイナビニュース:2020/12/09)

OSDN Magazine

mag.osdn.jp

CentOS Projectによると、今後はCentOS Streamに開発を集中させるという。
そのための準備として、今後1年かけてCentOS LinuxからCentOS Streamへとフォーカスをシフトさせる。
CentOS Streamは2019年に公開されたディストリビューションRHELの開発ブランチのスナップショットとして、RHELリリースよりも先に利用できる。
CentOS Special Interest Groups(SIGs)におけるコラボレーションのシフトも意味しており、
今後SIGsはRHELの次期版に盛り込まれる機能に対して開発やテストができることになるとしている。
CentOSが開発方針を変更ーー「CentOS 8」は2021年終了、今後は「CentOS Stream」に注力(OSDN Magazine:2020年12月9日)

Gigazine

gigazine.net

CentOS公式ブログ

blog.centos.org

The future of the CentOS Project is CentOS Stream,
and over the next year we’ll be shifting focus from CentOS Linux,
the rebuild of Red Hat Enterprise Linux (RHEL), to CentOS Stream,
which tracks just ahead of a current RHEL release.
CentOS Linux 8, as a rebuild of RHEL 8, will end at the end of 2021.
CentOS Stream continues after that date, serving as the upstream (development) branch of Red Hat Enterprise Linux.
Meanwhile, we understand many of you are deeply invested in CentOS Linux 7,
and we’ll continue to produce that version through the remainder of the RHEL 7 life cycle.
CentOS Project shifts focus to CentOS Stream(Blog.centos.org:Tuesday , 8, December 2020 )

Google日本語翻訳すると以下。

CentOSプロジェクトの将来はCentOSStreamであり、来年には、Red Hat Enterprise LinuxRHEL)の再構築であるCentOS Linuxから、現在のRHELリリースの直前に追跡するCentOS Streamに焦点を移します。

CentOS Linux 8は、RHEL 8の再構築として、2021年の終わりに終了します。
CentOS Streamは、その日以降も継続し、Red Hat Enterprise Linuxのアップストリーム(開発)ブランチとして機能します。

その間、多くの皆さんがCentOS Linux 7に深く投資していることを理解しており、RHEL7のライフサイクルの残りを通してそのバージョンを作成し続けます。

CentOSRHELの関係

rheb.hatenablog.com

CentOS Projectが今後のCentOSリリースをCentOS Streamリリースに変更していくことを発表しました。
CentOS ProjectがCentOS Stream1本に注力してUpstreamとの連携をより密に行うことで、Linuxイノベーション推進及びエコシステム構築を加速させることを目的としています。これに伴い、CentOSの各メジャーリリース提供について下記のように変更されました。

  • CentOS 9: リリース予定はありません。
  • CentOS 8: ソフトウェアアップデート提供は2021年12月31日で終了予定です。
  • CentOS 7: ソフトウェアアップデート提供は、RHEL 7と同じく2024年6月30日で終了予定です。変更ありません。
  • CentOS 6、及び、それより前のメジャーリリース: ソフトウェアアップデート提供は既に終了しています。変更ありません。

現時点では、2024年7月以降はCentOSのどのメジャーリリースにおいてもソフトウェアアップデートを提供しなくなる予定のため、
それ以降もCentOSユーザがCentOSのソフトウェアアップデートを適用したい場合は、CentOS上でCentOS Streamのリポジトリを利用できるように設定することで、CentOSCentOS Streamに変更する必要があります。手順(CentOS 8でしか実行できません)は下記になります。
Fedora/CentOS Stream/CentOS/RHELの関係性(赤帽エンジニアブログ:2020-07-27)

CentOS8が終了した後の対応の選択肢

・CentOS8の終了が発表された今、今後のOSをどうすればよいのかの選択肢を知りたい。

こういった疑問に答えます。

その①:CentOS7を使い続ける

現状、CentOS7を利用している場合は、ひとまず、RHEL7と同じ2024年6月末まではアップデートが継続されるらしいので、そのままにしておき、残された時間のなかで考える形になると思います。

その②:CentOS Stream に移行する

これまでのRHEL互換ではなく、「RHELの開発ブランチ」ということなので、
それを運用環境で使えるのか、というのが難しい判断だと思います。

その③:RHELに移行する

もともと、CentOS8を利用している一番の理由が、「コスト」である場合に、
RHELに移行した場合のコスト増が大きな課題になると思います。

その④:いっそのこと、Ubuntuに移行する

CentOSと並ぶ、もう一つの選択肢である「Ubuntu」に乗り換える、というのもあると思います。 しかし、細かいコマンドや設定などが、RHEL互換でない部分があり、 アプリの改定などが大変なコストになると思います。

その⑤:Oracle Linuxに移行する

CentOSと同様に、「Oracle Linux」も、今のところ無償で利用できるRHEL互換のOSです。

今後、Oracle社の方針がいつ変更になるかは分かりませんが、 「Oracle Linux」への移行が今のところは、一番、安全かな、とも思います。

Oracle Linux8のインストール手順まとめ

Oracle Linux8のインストール手順については、下記の記事に詳しく記載しています。

Oracle Linux 8.3 のインストール手順

souiunogaii.hatenablog.com

souiunogaii.hatenablog.com

souiunogaii.hatenablog.com

souiunogaii.hatenablog.com

souiunogaii.hatenablog.com

Oracle Linux 8.1 のインストール手順

souiunogaii.hatenablog.com

souiunogaii.hatenablog.com

souiunogaii.hatenablog.com

souiunogaii.hatenablog.com

souiunogaii.hatenablog.com

まとめ

「CentOS8が2021年で終了」このニュースには驚きました。いろいろたいへんそうすが、今後の展開が楽しみでもあります。

参考サイト

www.orangeitems.com

ibulog-iblog.hateblo.jp

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