Excel2019で「読み取り専用の設定/解除」ボタンをクイックアクセスツールバーに追加して、ボタン1つで読み取り専用のON/OFFができるようにする手順
Microsoft > Office 365 で Office を最大限に活用する
SIer(笑)でのEXCELの使われ方
そして、このEXCELの資料をチームで大人数が共有して使う際に起こる問題が、 「読み取り専用」問題です。
共有ファイルサーバ上に置いてあるEXCELを、だれか一人が開いている間は、他の人は「読み取り専用」状態になるので編集ができず、ひたすら待つことになります。
SIerでは、チーム内の一斉メールで下のような連絡をすることが頻繁にあります。 (冗談のような話ですが、SIerでは本当に行われています。SIerでは、情報の共有は基本的に一斉連絡メールかEXCELの一覧表によって行われます。)
- 「●●の資料を開いている方がいらっしゃいましたら、一旦閉じていただけますでしょうか。よろしくお願いいたします。」
- 「●●の資料に追記しようとしましたが、他の方が編集中でしたので、ファイル名を△△に変更して保存しました。以降はこのファイルを最新版として更新をお願いいたします」
仕様書.xls.150110
— もぐの (@moguno) 2016年1月24日
(最新)仕様書.xls.bak
仕様書(決定)(古い).xls
コピー〜仕様書.xlsm
仕様書(作りかけ).lnk#笑ってはいけないSIer
ですので、ただ単に参照目的で資料を開きたいだけ。という場合には極力、「読み取り専用」で開く必要があります。また、他の人に「編集したいので閉じてください」と言われたら、一瞬で譲れるようにする必要があります
本記事では、
必要に応じて、ファイルを一度閉じて開き直すことなく、
開いたままの状態でEXCELの読み取り専用のON/OFFを切り替えられるように、クイックアクセスツールバー上にボタンを追加する手順を紹介します。
手順1 クイックアクセスツールバーのユーザー設定 > その他のコマンド
コマンドの選択のところで「すべてのコマンド」を選択
ぐーっと下の方にスクロールしていくと「読み取り専用の設定/解除」があるので、「追加」ボタンで追加する
EXCELのクイックアクセスツールバー上に「読み取り専用の設定/解除」ボタンが追加された
これで、必要に応じてEXCELを開いているそのままの状態で、「読み取り専用」のON/OFFを切り替えられるようになりました
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参考リンク
何をするにもExcelです。システムの設計書もExcelです。運用手順もExcelです。進捗の管理などもExcelです。ありとあらゆる資料をExcelで管理しています。なので、仕事中の大半の時間はExcelと格闘しています。SIerはMicrosoft Excelの信者なので何でもExcelで仕事をします。
Excelに書いた設定をWebシステムに取り込む仕組みなんかを見たときは、「なぜWeb上で完結しない。」
と思いました。設定を少しいじるのもExcelを経由するので一苦労です。
Excelにはバージョン管理の仕組みもないので、改版するごとに日付の入った同じ名前のExcelがどんどん増えていきます。「〇〇設計書_20191201.xlsx」みたいなファイルがどんどん増えていくので、同じようなファイルが大量発生して初見の人にはわけがわかりません。 【SEの愚痴】SIerで働いていてつまらないこと5選 (LighBlogなんちゃってエンジニアのブログ2020.01.13 )
外資系投資銀行がやっている 最速のExcel |
【目次】
●Part1 設計編
- まずはざっくり「仮のエクセル」を作る
- アウトプットの2つの王道パターン「比較」と「分解」
- 比較・分解は「2パターン」までに抑える
- チーム別作業&集計では「スケルトン」を活用する
- 「フォルダの名前は英数字」でファイルを探す時間が半減する
- エクセルは紙で印刷し、数字を「俯瞰」せよ
- 投資銀行における最高の称号「頭の中にエクセル」●Part2 テクニック編
- 「マウス禁止」と「フォーマット」がエクセルを最速にする
- ▼マークで表から表に一発移動
- 9割の人が知らない「トレース」で計算チェック
- クイックアクセスツールバーで、ショートカットを2手に減らす
- 折れ線グラフで、すばやく数字の違和感をチェックする
- 「1ポイントの列幅」が、表の理解スピードを上げる
- [Enter]でセルが移動しない設定は投資銀行の常識?