Hinemos6.2でOracleのプロセス監視をする設定手順(Linux版)
Hinemosの監視機能を使って、Oracle Linux7.7上のOracle Database 19cのシステムログ監視を設定したい、と考えているけれど、
具体的な設定手順が分からない、監視が必要なOracleのおもなプロセスを知りたい、
と悩んでいませんか?
あと、インフラエンジニアになるためにおすすめの勉強法があれば知りたい、と考えていませんか?
HinemosでOracleのプロセス監視をする手順を解説します
本記事では、下記の内容を解説します。
この記事を書いている私は、某SIerに勤務しながら、WEB系エンジニア・インフラエンジニアに憧れて、
プログラミングおよびインフラ技術の勉強をしています。
私が実機で試したコマンドや画像を載せて書いていますので、記事の信頼性担保に繋がると思います。
Hinemos6.2クライアント画面でのプロセス監視の設定手順
監視設定パースペクティブ画面から、「プロセス監視(数値)」を追加します。
監視項目ID、スコープを入力します。
コマンド欄に以下の4つを入力。
ora_smon_ORCLCDB
ora_pmon_ORCLCDB
ora_lgwr_ORCLCDB
ora_ckpt_ORCLCDB
実際のプロセス名は下記のように確認しておきます。
ps -ef | grep ora
[root@SV-PLUTO ~]# ps -ef | grep ora oracle 1434 1 0 1月25 ? 00:00:02 /opt/oracle/product/19c/dbhome_1/bin/tnslsnr LISTENER -inherit oracle 2053 1 0 1月25 ? 00:00:05 ora_pmon_ORCLCDB oracle 2055 1 0 1月25 ? 00:00:01 ora_clmn_ORCLCDB oracle 2057 1 0 1月25 ? 00:00:10 ora_psp0_ORCLCDB oracle 2059 1 0 1月25 ? 00:17:38 ora_vktm_ORCLCDB oracle 2064 1 0 1月25 ? 00:00:05 ora_gen0_ORCLCDB oracle 2066 1 0 1月25 ? 00:00:01 ora_mman_ORCLCDB oracle 2070 1 0 1月25 ? 00:00:26 ora_gen1_ORCLCDB oracle 2073 1 0 1月25 ? 00:00:03 ora_diag_ORCLCDB oracle 2075 1 0 1月25 ? 00:00:01 ora_ofsd_ORCLCDB oracle 2078 1 0 1月25 ? 00:01:05 ora_dbrm_ORCLCDB oracle 2080 1 0 1月25 ? 00:02:07 ora_vkrm_ORCLCDB oracle 2082 1 0 1月25 ? 00:00:03 ora_svcb_ORCLCDB oracle 2084 1 0 1月25 ? 00:00:11 ora_pman_ORCLCDB oracle 2086 1 0 1月25 ? 00:00:51 ora_dia0_ORCLCDB oracle 2088 1 0 1月25 ? 00:00:08 ora_dbw0_ORCLCDB oracle 2090 1 0 1月25 ? 00:00:06 ora_lgwr_ORCLCDB oracle 2092 1 0 1月25 ? 00:00:21 ora_ckpt_ORCLCDB oracle 2094 1 0 1月25 ? 00:00:01 ora_smon_ORCLCDB oracle 2096 1 0 1月25 ? 00:00:07 ora_smco_ORCLCDB oracle 2098 1 0 1月25 ? 00:00:01 ora_w000_ORCLCDB oracle 2100 1 0 1月25 ? 00:00:00 ora_reco_ORCLCDB oracle 2102 1 0 1月25 ? 00:00:01 ora_w001_ORCLCDB oracle 2104 1 0 1月25 ? 00:00:04 ora_lreg_ORCLCDB oracle 2106 1 0 1月25 ? 00:00:01 ora_pxmn_ORCLCDB oracle 2110 1 0 1月25 ? 00:00:32 ora_mmon_ORCLCDB oracle 2112 1 0 1月25 ? 00:00:23 ora_mmnl_ORCLCDB oracle 2114 1 0 1月25 ? 00:00:01 ora_d000_ORCLCDB oracle 2116 1 0 1月25 ? 00:00:00 ora_s000_ORCLCDB oracle 2118 1 0 1月25 ? 00:00:00 ora_tmon_ORCLCDB oracle 2131 1 0 1月25 ? 00:00:01 ora_tt00_ORCLCDB oracle 2133 1 0 1月25 ? 00:00:00 ora_tt01_ORCLCDB oracle 2135 1 0 1月25 ? 00:00:03 ora_tt02_ORCLCDB oracle 2138 1 0 1月25 ? 00:00:01 ora_w002_ORCLCDB oracle 2140 1 0 1月25 ? 00:00:00 ora_aqpc_ORCLCDB oracle 2145 1 0 1月25 ? 00:00:12 ora_p000_ORCLCDB oracle 2147 1 0 1月25 ? 00:00:10 ora_p001_ORCLCDB oracle 2152 1 0 1月25 ? 00:00:01 ora_w003_ORCLCDB oracle 2301 1 0 1月25 ? 00:02:23 ora_cjq0_ORCLCDB oracle 2314 1 0 1月25 ? 00:00:01 ora_w004_ORCLCDB oracle 2463 1 0 1月25 ? 00:00:01 ora_qm02_ORCLCDB oracle 2473 1 0 1月25 ? 00:00:00 ora_q005_ORCLCDB oracle 2536 1 0 1月25 ? 00:00:01 ora_q00j_ORCLCDB oracle 3099 1 0 1月25 ? 00:00:01 ora_w005_ORCLCDB oracle 3104 1 0 1月25 ? 00:00:01 ora_w006_ORCLCDB oracle 3108 1 0 1月25 ? 00:00:01 ora_w007_ORCLCDB oracle 15040 1 0 08:21 ? 00:00:16 ora_m001_ORCLCDB oracle 21987 1 0 20:48 ? 00:00:01 ora_m002_ORCLCDB oracle 23317 1 0 21:13 ? 00:00:01 ora_m003_ORCLCDB oracle 23842 1 0 21:23 ? 00:00:00 ora_m004_ORCLCDB oracle 24892 1 0 21:43 ? 00:00:00 ora_m007_ORCLCDB root 25986 25937 0 22:03 pts/0 00:00:00 grep --color=auto ora
今回、監視するのは、Oracleのおもな常時起動プロセス4つです。
プロセス名 | 主な役割 |
---|---|
SMON | Oracleの起動時に必要に応じてリカバリを実行する |
PMON | ほかのプロセスの起動状態を監視する |
LGWR | データベースへの更新処理を示すREDOログをオンラインREDOログファイルに書き込む |
CKPT | 更新されたブロックのデータファイル書き込み状況を示すチェックポイント情報を、制御ファイルとデータファイルのヘッダーに記録する |
Hinemos6.2クライアント画面での監視結果の確認
監視履歴パースペクティブ画面を見ると、監視結果が表示されるようになりました。
参考書籍
本書籍は、金融機関系システムでの採用実績も豊富な、純国産の統合運用管理製品「Hinemos」を、
製品開発者が自ら書き下ろした本格解説書です。
これから新たにHinemosを使ってみようという方、Hinemosを使っているけどもう少し使い込んでみたい、
という方などにも分かり易いような構成になっています。
- オペレータ向けの操作からエンジニア向け導入ノウハウに対応!
- オンプレミス環境だけでなくAWSやVMware環境の運用管理から可用構成までカバー!
- Hinemos技術者認定プログラムのテキストとしても最適!
改訂Hinemos統合管理[実践]入門 (Software Design plusシリーズ) 技術評論社 |
インフラエンジニアになるための勉強のやり方
私は、某SIerに勤務しながら、WEB系エンジニア・インフラエンジニアに憧れて、プログラミングおよびインフラ技術の勉強をしています。
現在の会社で直接担当している業務の中では、決まった技術しか触れないけれど、
「他にも将来役に立ちそうなインフラ技術を勉強したい」「働きながらでもできる効率的なインフラエンジニアの勉強方法を知りたい」と考えている方のために、
①おすすめの書籍と、②おススメのオンライン学習サイト、③おすすめのエンジニアスクールを紹介します。
働きながら勉強するための、おススメの書籍と、オンラインで学習できるサイトの紹介です。
インフラエンジニアの勉強ができるおススメ書籍
朝の通勤時や帰宅時の電車の中や、社外打合せへの移動中などに勉強するなら、やはり書籍が一番だと思います。
インフラエンジニアの教科書
LINE社に創業時から在籍しているインフラエンジニア・プロマネの「佐野裕」さんの本です。 twitter.com
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インフラエンジニアの教科書 (C&R研究所) 佐野裕 |
1週間でLPICの基礎が学べる本
Linuxの資格「LPIC」の試験対策を初心者向けに書いた入門書です。
Linuxの資格として広く知られているLPICですが、あまり知識の無いまま試験対策を始める人も多いのではないでしょうか。しかし、試験対策書は試験範囲についてのみ解説しているものが多く、初心者が理解するのは困難です。本書は、初心者がスムーズに試験対策を行えるよう、事前に基礎固めを行うLinux入門書です。試験情報や模擬問題も掲載しているので、資格取得を視野に入れた効率的な基礎学習が行えます。
1週間でLPICの基礎が学べる本 第3版 徹底攻略シリーズ (インプレス) 中島能和 |
インフラエンジニアの勉強ができるオンライン学習サイト
Udemy (オンライン動画学習サイト)
Udemy(ユーデミー)は、オンラインで動画で学習できるサービスです。
ITエンジニア系の講座もたくさん公開されています。
Udemyの特徴
- ユーザー登録すれば、第1回の講座は無料で視聴できる
- 無料のコンテンツもある
- 過去に受講した人の人数や、受講した人の評価も表示されるので選びやすい
インフラエンジニアの勉強ができる専門スクール
リナックスアカデミー(ITエンジニア専門スクール)
スクールというと、昼間働いている人には難しいかもしれませんが、
以下に紹介するスクールには、
Linuxサーバとネットワークとを両分野ともに学べるコースが、
夜間・土日での5か月~7か月の期間で用意されています。
リナックスアカデミー(ITエンジニア専門スクール) http://www.linuxacademy.ne.jp
リナックスアカデミーの特徴
- 初心者でも最短4週間でエンジニアになれる「IT教育専門機関」
- 100%ライブ抗議の「少人数クラス担任制」
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- 就職実績と「就職・転職サポート」が充実
リナックスアカデミーが選ばれ続ける最大の理由、それはIT技術に特化した日本初のIT教育専門機関だからということです。他を寄せ付けないカリキュラムと講師の質で日本No.1のオープンソース専門スクールだと認知されています。 スクールとしては世界で初めてLPI(Linux技術者認定機関)プラチナスポンサーに加盟し、LPI-Jアカデミック認定校第一号スクール、OSS-DBアカデミック認定校第一号スクール、PostgreSQL CE認定校、国内唯一のPHP技術者育成認定校Zend Authorized Training Center など、数々の認定を受けています。 先日来日したLPIC資格試験の開発責任者であるMatthew Rice氏にも、「世界でNo.1と言われる日本の市場で、リナックスアカデミーはNo.1のスクールだと言われている。それは素晴らしいことだ」という言葉を頂いています。
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以上、読んでいただきありがとうございました。