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【macOS】Big Surのインストール用のISOファイルの作り方

※[PR]当ブログの記事の中にはプロモーションが含まれています。

BigSurのインストール用のISOファイルの作り方

macOS Big Surのインストール用ISOファイルの作り方を知りたい。

こういった疑問に答えます。

本記事の内容

  1. macOS Big SurのインストーラのISOイメージファイルの作り方

souiunogaii.hatenablog.com

この記事を書いている私は、某SIerに勤務しながら、
WEB系エンジニア・インフラエンジニアに憧れて、プログラミングおよびインフラ技術の勉強をしています。

こういった私が、解説していきます。

私が実機で試したコマンドや画像を載せて書いています。
記事の信頼性担保に繋がると思います。

macOS Big SurのインストーラのISOイメージファイルの作り方

BigSurのインストール用のISOファイルの作り方

  1. macOS Big Surのインストーラをフルサイズでダウンロード
  2. スパース・ファイルの作成
  3. 作成したディスクをマウント
  4. マウントしたディスク上にインストーラを作成する
  5. ディスクをアンマウント
  6. 作成できたインストールディスクのスパース・ファイルをCDRファイルにコンバート
  7. CDRファイルをISOファイルにリネーム
  8. スパース・ファイルを削除
  9. 作成したISOファイルを、ファイルサーバ上にコピー
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手順①:macOS Catalina以前のマシンの「ソフトウェアアップデート」からインストーラをダウンロード

BigSurのインストール用のISOファイルの作り方

「今すぐアップグレード」をクリックすると、まずはインストーラがダウンロードされます。
インストーラの画面が表示された後に、[コマンド]+[Q] でインストールせずにダウンロードのみで終了することができます。

macOS Big Sur」のインストーラは約12GBあるので、ダウンロードに30分くらいかかりました。

BigSurのインストール用のISOファイルの作り方

インストール画面が表示されたらインストーラを終了する

ダウンロードが完了すると自動でインストール画面が開きます。
今回はインストールは行わないので、「macOSインストールを終了」で終了させます。

BigSurのインストール用のISOファイルの作り方

BigSurのインストール用のISOファイルの作り方

注意(必要な空き容量)

macOS Big Surのダウンロードには、少なくとも16.7GBの空き容量が必要のようです。

BigSurのインストール用のISOファイルの作り方

「アプリケーション」フォルダにある「macOS Big Surインストール.app」ファイルを確認

BigSurのインストール用のISOファイルの作り方

BigSurのインストール用のISOファイルの作り方

ターミナルでコマンド実行

ここからは、「ターミナル」でのコマンド操作になります。

難しそうに見えますが、一つずつ順番に解説していきます。

BigSurのインストール用のISOファイルの作り方

手順②:スパース・ファイルの作成

hdiutil create -o /tmp/bigsur -size 13g -layout SPUD -fs HFS+J -type SPARSE

ファイルサイズを節約できるSPARSE形式で、ディスクのファイルを作成します。
サイズは13GBで足りました。

$ hdiutil create -o /tmp/bigsur -size 13g -layout SPUD -fs HFS+J -type SPARSE
created: /tmp/bigsur.sparseimage

created: /tmp/bigsur.sparseimage と出力されればOKです。

手順③:作成したディスクをマウント

hdiutil attach /tmp/bigsur.sparseimage -noverify -mountpoint /Volumes/installBigSur
$ hdiutil attach /tmp/bigsur.sparseimage -noverify -mountpoint /Volumes/installBigSur
/dev/disk2              Apple_partition_scheme          
/dev/disk2s1            Apple_partition_map             
/dev/disk2s2            Apple_HFS                       /Volumes/installBigSur

手順④:マウントしたディスク上にインストーラを作成する

 sudo /Applications/Install\ macOS\ Big\ Sur.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/installBigSur --nointeraction
$ sudo /Applications/Install\ macOS\ Big\ Sur.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/installBigSur --nointeraction
Password:  ★★★パスワードを入力
Erasing disk: 0%... 10%... 20%... 30%... 100%

Copying to disk: 0%... 10%... 20%... 30%... 40%... 50%... 60%... 70%... 80%... 90%... 100%
Making disk bootable...
Install media now available at "/Volumes/Install macOS Big Sur"

Install media now available at "/Volumes/Install macOS Big Sur"と表示されればOKです。


``--nointeraction``のオプションをつけないと以下のようなエラーになりました。
Erasing disk: 0%... 10%...
Error erasing disk error number (22, 0)
An error occurred erasing the disk.

ディスクをFinderで開いてみると、中に「macOS Big Surインストール」というファイルが作成されているのが確認できます。

BigSurのインストール用のISOファイルの作り方

BigSurのインストール用のISOファイルの作り方

手順⑤:ディスクをアンマウント

hdiutil eject -force /Volumes/Install\ macOS\ Big\ Sur/
$ hdiutil eject -force /Volumes/Install\ macOS\ Big\ Sur/
"disk2" ejected.

"disk2" ejected.と表示されたらOKです。


``-force``をつけないと、以下のエラーになりました。
hdiutil: couldn't unmount "disk2" - リソースが使用中です

手順⑥:作成できたインストールディスクのスパース・ファイルをCDRファイルにコンバートする

hdiutil convert /tmp/bigsur.sparseimage  -format UDTO -o ~/Desktop/installBigSur.cdr
$ hdiutil convert /tmp/bigsur.sparseimage  -format UDTO -o ~/Desktop/installBigSur.cdr
Driver Descriptor Map(DDM: 0)を読み込み中…
Apple(Apple_partition_map: 1)を読み込み中…
(Apple_Free: 2)を読み込み中…
disk image(Apple_HFS: 3)を読み込み中…
..............................................................................
経過時間: 27m 57.225s
速度: 7.9Mバイト/秒
節約率: 0.0%
created: /Users/●●●●●●●/Desktop/installBigSur.cdr

デスクトップ上にCDRファイルが作成できたらOKです。
(時間は30分くらいかかりました)

BigSurのインストール用のISOファイルの作り方

手順⑦:CDRファイルをISOファイルにリネーム

$ mv ~/Desktop/installBigSur.cdr ~/Desktop/installBigSur.iso

デスクトップ上にISOファイルが作成できました。サイズは約14GBでした。

BigSurのインストール用のISOファイルの作り方

BigSurのインストール用のISOファイルの作り方

手順⑧:スパース・ファイルを削除する

rm /tmp/bigsur.sparseimage

12GB以上もあるスパース・ファイルはもう不要なのでさっさと削除します。
/tmp配下に作っているので、どうせOS終了時に自動で削除されますが)

$ rm /tmp/bigsur.sparseimage 

手順⑨:作成したISOファイルを、ファイルサーバ上にコピー

BigSurのインストール用のISOファイルの作り方

お疲れ様でした。以上で、macOS Big Surのインストール用のISOファイルを作成することができました。

参考サイト

www.softantenna.com

support.apple.com

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