良い文章を書きたいと思ったときに、教科書として絶対に読んでおくべき2冊に出合った
会社の仕事でメールや各種の書類を書くとき、休日にブログを書くとき、
そのどちらでも、「良い文章を書きたい」と思い、悩んでいる方へ。
文章を書くときの考え方や姿勢について、教科書として絶対に読んでおくべき2冊に出会ったので、
紹介させていただきます。
良い文章を書きたいと思ったときに、教科書として絶対に読んでおくべき2冊を紹介します
本記事では、下記の内容を解説します。
- 仕事にもブログにも使える、最初に読むべき1冊。これを読むと「書く」ということへの考え方が一新される
- ブログを書くときに絶対に読んでおくべき1冊。これを読むと「誰に向けて、何を大切にして書くべきか」を考えられるようになる
仕事にもブログにも使える、最初に読むべき1冊
「20歳の自分に受けさせたい文章講義」(星海社新書) 古賀史健
とにかく仕事で文章を書く人はこの1冊を読むべきです。
これを読むと「書く」ということへの考え方が一新されます。
20歳の自分に受けさせたい文章講義 (星海社新書) 古賀史健 |
「話せるのに書けない!」人のための"文章の授業" どうすれば自分の気持ちや考え「文章だけ」で伝えることができるのか? この授業のスタート地点はそこにある。そう、僕らは「話せるのに書けない!」のだ。 人に口で伝えることはできても、それを頭の中で文章に変換しようとすると、とたんに固まってしまう。 メールの一通すら、上手く書けない。 「話すこと」と「書くこと」はまったく別の行為なのだ。 決して「同じ日本語じゃないか」などと思ってはいけない。 この授業では、現役のライターである僕が、現場で15年かけて蓄積した「話し言葉から書き言葉へ」のノウハウと哲学を、余すところなく伝えていく。 学校では誰も教えてくれなかった、"書く技術"の授業をいま、始めよう! 20歳の自分に受けさせたい文章講義
著者は、古賀史健さんです。
https://twitter.com/fumikentwitter.com
もくじ
- はじめに 「話せるのに書けない!」のはなぜか?
- ガイダンス その気持ちを「翻訳」しよう
- 第1講 文章は「リズム」で決まる
- 第2講 構成は「眼」で考える
- 第3講 読者の「椅子」に座る
- 第4講 原稿に「ハサミ」を入れる
第1講から第4講までの章のなかで、ぞれぞれ、特に印象に残った部分を引用してまとめると、以下の4つ。
- 頭の中の「ぐるぐる」を、伝わる言葉に"翻訳"したものが文章
- 文章のリズムは、「論理展開」によって決まる。論理破綻に気づくためのキーワードは「接続詞」
- 自分の文章のなかに、"主張" "理由" "事実" の3つがあるか、そしてその3つはしっかりと連動しているか、いつも意識する
- 読者にゴール地点を見せるのが目的ではなく、「ゴールまでの道のり」を示すことが文章の役割
「もっともっと早くに、この本に出会っていたかった」と思いつつ、 でもきっと、会社での仕事で様々な文章を書くときの苦労をしてきたからこそ、 「そうそう、こういうところが難しかったんだよ」や「そうか、こういう風に考えればよかったんだ」と思わされる発見がいくつかあったのだと、とも思う。
そういう意味では、このタイミング(社会人経験10年ちょっと)で、
この本に出会ったのは、
ちょうどよい時期だった、という気もする。
参考にしたサイト
上記は文章の型を学べる本でして、これを繰り返し読みつつ、参考書みたく利用するのがいいかなと思います。
具体的には、「書籍内の型のページを開く→ブログのエディタを起動する→型をみつつ、実際に書いてみる」みたいな感じです。
なお、この本の著者は「嫌われる勇気」というベストセラー本も出しており、「読ませる文章」をつくるプロだな、と思います。 文章力の本は「1冊だけ」を決め打ちして読めば良い【多読は無駄】
2020/08/02 追記
古賀史健さんの書かれた『嫌われる勇気』というアドラー心理学の本を読みましたが、こちらも本当に読みやすくて勉強になりました。
ブログを書くときに絶対に読んでおくべき1冊
「沈黙のWebライティング—Webマーケッター ボーンの激闘—」松尾 茂起(著)/上野 高史(作画)
もう1冊、ぜひ紹介しておきたい本がこれ。 これを読むと「誰に向けて、何を大切にして書くべきか」を考えられるようになります。
沈黙のWebライティング —Webマーケッター ボーンの激闘— 〈SEOのためのライティング教本〉 松尾 茂起(著)/上野 高史(作画) |
著者の松尾茂起さんは、WEBマーケティング・コンサル会社「ウェブライダー」の社長をされている方です。
https://twitter.com/seokyototwitter.com
この本は、630ページもある分厚い本なのですが、
内容は、ストーリー調になっていて、登場人物たちのイラスト付きで会話形式になっているので、
ページ数が多くてもすぐに読み進められます。
さらに、以下のようなお色気サービスシーンもあって楽しめます。
もくじ
- episode01 SEOライティングの鼓動
- episode02 解き放たれたUSP
- episode03 リライトと推敲の狭間に
- episode04 愛と論理のオウンドメディア
- episode05 秩序なき引用、失われたオマージュ
- episode06 嵐を呼ぶインタビュー
- episode07 今、すべてを沈黙させる
- epilogue 沈黙のその先に