CentOS8.0からWindows10上の共有フォルダをマウントする手順
Windows10のマシンをファイルサーバとして使っています。
そのWindows10上の共有フォルダを、CentOS8.0のマシンにマウントする手順(コマンド)を紹介します。
Windows10上の共有フォルダを、CentOS8.0にマウントする手順です
本記事では、下記の内容を解説します。
- Windows10上の共有フォルダの設定
- CentOS8.0にWindowsの共有フォルダをマウントする手順
- インフラエンジニアになるためのおススメの勉強法の紹介
この記事を書いている私は、某SIerに勤務しながら、WEB系エンジニア・インフラエンジニアに憧れて、 プログラミングおよびインフラ技術の勉強をしています。 私が実機で試したコマンドや画像を載せて書いていますので、記事の信頼性担保に繋がると思います。
Windows10側の共有フォルダの設定
フォルダを右クリック、「共有」タブの「共有」ボタンをクリック
共有するユーザー名を追加、「読み取り/書き込み」を許可
確認のために、test.txt
を置いておく。
CentOS8.0からWindowsの共有フォルダをマウントする手順
マウントポイントを作成
mkdir /win
[root@SV-NEPTUNE ~]# mkdir /win
「cifs-utils」をインストール
dnf install cifs-utils
[root@SV-NEPTUNE ~]# dnf install cifs-utils CentOS-8 - AppStream 1.8 kB/s | 4.3 kB 00:02 CentOS-8 - Base 1.6 kB/s | 3.8 kB 00:02 CentOS-8 - Extras 704 B/s | 1.5 kB 00:02 依存関係が解決しました。 ======================================================================================================================== パッケージ アーキテクチャー バージョン リポジトリ サイズ ======================================================================================================================== Installing: cifs-utils x86_64 6.8-2.el8 BaseOS 93 k 依存関係をインストール中: keyutils x86_64 1.5.10-6.el8 BaseOS 63 k トランザクションの概要 ======================================================================================================================== インストール 2 パッケージ ダウンロードサイズの合計: 156 k インストール済みのサイズ: 306 k これでよろしいですか? [y/N]: y
パッケージのダウンロード中です: (1/2): keyutils-1.5.10-6.el8.x86_64.rpm 61 kB/s | 63 kB 00:01 (2/2): cifs-utils-6.8-2.el8.x86_64.rpm 87 kB/s | 93 kB 00:01 ------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------ 合計 69 kB/s | 156 kB 00:02 トランザクションの確認を実行中 トランザクションの確認に成功しました。 トランザクションのテストを実行中 トランザクションのテストに成功しました。 トランザクションを実行中 準備 : 1/1 Installing : keyutils-1.5.10-6.el8.x86_64 1/2 Installing : cifs-utils-6.8-2.el8.x86_64 2/2 scriptletの実行中: cifs-utils-6.8-2.el8.x86_64 2/2 検証 : cifs-utils-6.8-2.el8.x86_64 1/2 検証 : keyutils-1.5.10-6.el8.x86_64 2/2 インストール済み: cifs-utils-6.8-2.el8.x86_64 keyutils-1.5.10-6.el8.x86_64 完了しました!
マウント(手動)
mount -t cifs -o user=<ユーザー名>,password=<パスワード> //sv-jupiter/backup1/sv-neptune_bk /win
[root@SV-NEPTUNE ~]# mount -t cifs -o user=●●●●●●●●,password=●●●●●●●● //sv-jupiter/backup1/sv-neptune_bk /win
マウント後の確認
/win
にマウントされているのが確認できます。
[root@SV-NEPTUNE ~]# df -h ファイルシス サイズ 使用 残り 使用% マウント位置 devtmpfs 901M 0 901M 0% /dev tmpfs 915M 0 915M 0% /dev/shm tmpfs 915M 17M 899M 2% /run tmpfs 915M 0 915M 0% /sys/fs/cgroup /dev/mapper/cl-root 13G 3.1G 9.8G 25% / /dev/sda2 976M 175M 735M 20% /boot /dev/sda1 599M 6.8M 593M 2% /boot/efi tmpfs 183M 0 183M 0% /run/user/0 //sv-jupiter/backup1/sv-neptune_bk 3.7T 515G 3.2T 14% /win
test.txt
も開けます
[root@SV-NEPTUNE ~]# cd /win [root@SV-NEPTUNE win]# ls -l 合計 1 -rwxr-xr-x 1 root root 28 2月 2 15:46 test.txt [root@SV-NEPTUNE win]# cat test.txt test1 test2 test3 test4
OS起動時の自動マウントの設定
/etc/fstab
に1行追記します。
vi /etc/fstab
[root@SV-NEPTUNE win]# vi /etc/fstab
# # /etc/fstab # Created by anaconda on Sat Dec 28 17:10:18 2019 # # Accessible filesystems, by reference, are maintained under '/dev/disk/'. # See man pages fstab(5), findfs(8), mount(8) and/or blkid(8) for more info. # # After editing this file, run 'systemctl daemon-reload' to update systemd # units generated from this file. # /dev/mapper/cl-root / xfs defaults 0 0 UUID=c58763a6-89b5-4992-9e8b-0cc88c35fb3e /boot ext4 defaults 1 2 UUID=247D-5C87 /boot/efi vfat umask=0077,shortname=winnt 0 2 /dev/mapper/cl-swap swap swap defaults 0 0 //sv-jupiter/backup1/sv-neptune_bk /win cifs user=●●●●●●●●,password=●●●●●●●●, defaults 0 0
Windows10上の共有フォルダをCentOS8.0にマウントできました
2020/06/13追記
上記の書き方だと、再起動時にエラー「 mount: /etc/fstab: **行目で解析エラーです -- 無視しました」
が発生するので、対処手順を以下の記事に書きました。
インフラエンジニアになるための勉強のやり方
私は、某SIerに勤務しながら、WEB系エンジニア・インフラエンジニアに憧れて、プログラミングおよびインフラ技術の勉強をしています。
現在の会社で直接担当している業務の中では、決まった技術しか触れないけれど、
「他にも将来役に立ちそうなインフラ技術を勉強したい」「働きながらでもできる効率的なインフラエンジニアの勉強方法を知りたい」と考えている方のために、
①おすすめの書籍と、②おススメのオンライン学習サイト、③おすすめのエンジニアスクールを紹介します。
働きながら勉強するための、おススメの書籍と、オンラインで学習できるサイトの紹介です。
インフラエンジニアの勉強ができるおススメ書籍
朝の通勤時や帰宅時の電車の中や、社外打合せへの移動中などに勉強するなら、やはり書籍が一番だと思います。
インフラエンジニアの教科書
LINE社に創業時から在籍しているインフラエンジニア・プロマネの「佐野裕」さんの本です。 twitter.com
膨大なトラフィックをさばくLINE社にて構築・保守を行っている現役エンジニアが記すITインフラの必須知識と経験の数々! サーバ、OS、ネットワーク機器、データセンター、購買と商談、障害対応、大規模インフラ、成長するために必要なスキルなど、基礎知識から実践まで言及。 ITインフラの世界が理解できる珠玉の1冊!
インフラエンジニアの教科書 (C&R研究所) 佐野裕 |
1週間でLPICの基礎が学べる本
Linuxの資格「LPIC」の試験対策を初心者向けに書いた入門書です。
Linuxの資格として広く知られているLPICですが、あまり知識の無いまま試験対策を始める人も多いのではないでしょうか。しかし、試験対策書は試験範囲についてのみ解説しているものが多く、初心者が理解するのは困難です。本書は、初心者がスムーズに試験対策を行えるよう、事前に基礎固めを行うLinux入門書です。試験情報や模擬問題も掲載しているので、資格取得を視野に入れた効率的な基礎学習が行えます。
1週間でLPICの基礎が学べる本 第3版 徹底攻略シリーズ (インプレス) 中島能和 |
インフラエンジニアの勉強ができるオンライン学習サイト
Udemy (オンライン動画学習サイト)
Udemy(ユーデミー)は、オンラインで動画で学習できるサービスです。
ITエンジニア系の講座もたくさん公開されています。
Udemyの特徴
- ユーザー登録すれば、第1回の講座は無料で視聴できる
- 無料のコンテンツもある
- 過去に受講した人の人数や、受講した人の評価も表示されるので選びやすい
インフラエンジニアの勉強ができる専門スクール
リナックスアカデミー(ITエンジニア専門スクール)
スクールというと、昼間働いている人には難しいかもしれませんが、
以下に紹介するスクールには、
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以上、読んでいただきありがとうございました。