【Windows】JavaアップデートでHinemosエージェントが起動しない【対処法】

・WindowsマシンでJavaをアップデートしたらHinemosエージェントが起動しなくなった。
・対処方法を教えてほしい。

こういった疑問に答えます。

本記事の内容

1. WindowsでJavaアップデート後にHinemosエージェントが起動しなくなったときの対処方法

この記事を書いている私は、某SIerに勤務しながら、
WEB系エンジニア・インフラエンジニアに憧れて、プログラミングおよびインフラ技術の勉強をしています。

こういった私が、解説していきます。

私が実機で試したコマンドや画像を載せて書いています。
記事の信頼性担保に繋がると思います。

WindowsでJavaアップデート後にHinemosエージェントが起動しなくなったときの対処方法

発生した事象

WindowsマシンにHinemosエージェントをインストールして監視をしていましたが、
Javaをアップデートしたときから、Hinemosエージェントのサービスが起動しなくなりました。

Hinemosマネージャで検知したエラー

Hinemos_6.2_Agent Service is not Running

[f:id:souiunogaii:20200926103305j:plain:alt=Hinemosマネージャで検知したエラー:title=Hinemosマネージャで検知したエラー]

Hinemosエージェントは利用不可です

Hinemosエージェントのサービスを開始しようとするとエラー

ローカルコンピューター上のHinemos_6.2_Agent サービスは起動して停止しました。
サービスの中には、ほかのサービスやプログラムで使用されていない場合は自動的に停止するものがあります。

Windowsイベントログに出力されていたエラー

ログの名前:         Application
ソース:           Hinemos_6.2_Agent
日付:            2020/09/26 9:55:11
イベント ID:       4097
タスクのカテゴリ:      なし
レベル:           エラー
キーワード:         クラシック
ユーザー:          N/A
コンピューター:       SV-JUPITER
説明:
The LoadLibrary function failed for the following reason: 指定されたモジュールが見つかりません。

ログの名前:         Application
ソース:           Hinemos_6.2_Agent
日付:            2020/09/26 9:55:11
イベント ID:       4096
タスクのカテゴリ:      なし
レベル:           情報
キーワード:         クラシック
ユーザー:          N/A
コンピューター:       SV-JUPITER
説明:
Could not load the Java Virtual Machine.

ログの名前:         Application
ソース:           Hinemos_6.2_Agent
日付:            2020/09/26 9:55:11
イベント ID:       4096
タスクのカテゴリ:      なし
レベル:           情報
キーワード:         クラシック
ユーザー:          N/A
コンピューター:       SV-JUPITER
説明:
C:\Program Files\Java\jre1.8.0_231\bin\server\jvm.dll

ログの名前:         Application
ソース:           Hinemos_6.2_Agent
日付:            2020/09/26 9:55:11
イベント ID:       4098
タスクのカテゴリ:      なし
レベル:           情報
キーワード:         クラシック
ユーザー:          N/A
コンピューター:       SV-JUPITER
説明:
The Hinemos_6.2_Agent service failed to start.

Hinemosエージェントが起動するための対処手順

環境変数の「JAVA_HOME」の修正

環境変数の「JAVA_HOME」の値を、Javaアップデート後のパスに書き換えます。

C:\Program Files\Java\jre1.8.0_xxx

confファイルの中の「JAVA_HOME」の値を修正

C:\Program Files(x86)\Hinemos\Agent6.2.2\bin\RegistAgentService.conf

; ## if not define JAVA_HOME at enviroment variable,
; ## please define JAVA_HOME here.
JAVA_HOME=C:\Program Files\Java\jre1.8.0_261
;JAVA_HOME=C:\Program Files (x86)\Java\jre1.8.0_xx

; ## if HinemosAgent use 32bit java in WindowOS_64bit,
; ## please define [P_ARCH=x86] here.
P_ARCH=%PROCESSOR_ARCHITECTURE%
;P_ARCH=x86
;P_ARCH=AMD64

レジストリの修正

\HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\Hinemos_6.2_Agent\Pramaters\JVM Library

サービスを一度削除して再登録

サービスを一度削除して、あらためて登録し直します。

C:\Program Files(x86)\Hinemos\Agent6.2.2\bin\UnregistAgentService.bat

C:\Program Files(x86)\Hinemos\Agent6.2.2\bin\RegistAgentService.bat

Windowsを再起動

変更を反映させるために、Windowsを再起動します。

Hinemosエージェントサービスを開始して起動できることを確認

お疲れさまでした。これで、JavaアップデートにHinemosエージェントが起動できるようになりました。

参考書籍

本書籍は、金融機関系システムでの採用実績も豊富な、純国産の統合運用管理製品「Hinemos」を、
製品開発者が自ら書き下ろした本格解説書です。

これから新たにHinemosを使ってみようという方、Hinemosを使っているけどもう少し使い込んでみたい、
という方などにも分かり易いような構成になっています。

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