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SIerで働く30代サラリーマンSEがインフラエンジニアに憧れてLinux・クラウド・AWSの勉強をするブログ

ActiveDirecory移行(WindowsServer 2019から2022)その5(既存DCの降格)

※[PR]当ブログの記事の中にはプロモーションが含まれています。

・ActiveDirectoryのドメインコントローラをWindowsServer2019からWindowsServer2022へ移行する手順を知りたい。
・具体的な手順を画面ショットつきで詳しく教えてほしい。

こういった疑問に答えます。

本記事の内容

  1. ActiveDirectoryのドメインコントローラをWindowsServer2019からWindowsServer2022へ移行する手順

サトナカ (@souiunogaii)

この記事を書いている私は、某SIerに勤務しながら、
WEB系エンジニア・インフラエンジニアに憧れて、プログラミングおよびインフラ技術の勉強をしています。

こういった私が、解説していきます。

私が実機で試したコマンドや画像を載せて書いています。
記事の信頼性担保に繋がると思います。

ActiveDirectoryのドメインコントローラをWindowsServer2019からWindowsServer2022へ移行する手順

前回の記事

souiunogaii.hatenablog.com

souiunogaii.hatenablog.com

souiunogaii.hatenablog.com

souiunogaii.hatenablog.com

既存DCの降格

DNSサーバーの変更

変更前
DC IP 優先DNS 代替DNS
既存AD-SUN(Win2019) 192.168.100.201 127.0.0.1 192.168.100.202
既存AD-MOON(Win2019) 192.168.100.202 127.0.0.1 192.168.100.201
新AD-SUN2(Win2022) 192.168.100.203 192.168.100.201 192.168.100.202
新AD-MOON2(Win2022) 192.168.100.204 192.168.100.201 192.168.100.202
変更後
DC IP 優先DNS 代替DNS
既存AD-SUN(Win2019) 192.168.100.201 192.168.100.203 192.168.100.204
既存AD-MOON(Win2019) 192.168.100.202 192.168.100.203 192.168.100.204
新AD-SUN2(Win2022) 192.168.100.203 127.0.0.1 192.168.100.204
新AD-MOON2(Win2022) 192.168.100.204 127.0.0.1 192.168.100.203

DNS委任レコードの変更

サーバーマネージャー > ツール > DNS

DNSマネージャー > 前方参照ゾーン > ドメイン名 > _msdcs > 右クリック > プロパティ

_msdcsのプロパティ > 既存DCを選択して「削除」

「追加」

新規ネームサーバーレコード > 新DC(プライマリ)のFQDN名を入力して「解決」

IPv4アドレスのみ残して、IPv6アドレスを削除してから、「OK」

「追加」

新規ネームサーバーレコード > 新DC(セカンダリ)のFQDN名を入力して「解決」

IPv4アドレスのみ残して、IPv6アドレスを削除してから、「OK」

「OK」

DNSマネージャーに新DC2台が追加された

既存DCの降格

サーバーマネージャー > 管理 > 役割と機能の削除

役割と機能の削除ウィザード > 開始する前に > 次へ

対象サーバーの選択 > サーバープールからサーバーを選択 > 既存DCを選択 > 次へ

サーバーの役割の削除 > ActiveDirectoryドメインサービス のチェックを外す

機能の削除

検証結果 > このドメインコントローラーを降格する

資格情報 > 次へ

警告 > 削除の続行にチェックを入れ > 次へ

削除オプション > 次へ

新しいAdministratorパスワード > 降格した後のローカルAdministratorのパスワードを入力し > 次へ

オプションの確認 > 降格

降格処理がはじまる

削除後、急に自動でサインアウト、OS再起動

既存DCのワークグループへの変更

サーバーマネージャー > このローカルサーバーの構成

ドメイン名をクリック

システムのプロパティ > 変更

コンピューター名/ドメイン名の変更 > ワークグループを選択 > 「WORKGROUP」と入力 > 「OK」

「OK」

管理者ユーザーのパスワードを入力 > 「OK」

ワークグループへようこそ。

再起動する必要があります。

システムのプロパティ > 閉じる

今すぐ再起動する

既存DCのシャットダウン、LANケーブルの抜線、筐体撤去

これで既存DCを完全に撤去・処分できます。